働くって、何のため?

土曜日の早朝に羽田へ

そしてそこから国内線で地元へ

ようやく1週間のシンガポール出張が終わった。

日本に居るときほど残業もなく、正直、仕事は楽だったのだが、帰ってきて早々に風邪で寝込んでしまった。

気温が高く、逆に室内はどこに行っても効きすぎている冷房が原因のひとつで、向こうにいるときから喉の調子が良くないなと思っていた。

ホテルの部屋のエアコンなど、自分でメモリを調節しても、帰ってきたら元に戻されているのだ。部屋をガンガンに冷やすことが、シンガポールでは最高のもてなしだと考えられているのだろうか。

そんな具合の時に、狭いエコノミークラスで7時間も、両サイドにでかいおっさんがいる状態で揺られていたのだ。

寝るにも寝れず(寝たけど)、ストレスも半端ではない。

これでは体も壊れるというものだ。

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向こうで、日本人の出向者と話す機会があった。奥さんと子供を連れてシンガポールに来てから、もう2年目の方だ。

奥さんは、一緒にシンガポールへ来るために仕事を辞められたらしい。

失礼と思いつつも、「出向したら、奥さんが辞めた分もカバーできるほど給料もらえるんですか?」と聞いてみた。

その人は管理職なので、うまいこと濁されてしまった。一般社員に出向のデメリットを教えるなど、何の利益にもならないが、嘘はつけない人のようだ。

答えはどうやら、「No」だった。

それを聞いて、じゃあなぜ出向など引き受けたのか、と思ったが、それ以上突っ込んで聞くこともできなかった。

会社での立場や将来を考えると、そうせざるを得なかったのだろうか。

もしそうだとしたら、働くって一体どういうことなんだろう。

リスクリターンを比較した時に、損することが分かっているのに選ばざるを得ない。これはおかしい。

家族を巻き込んでの海外での仕事や生活に、それ以上の価値を見出だせるのなら、構わないが。

ただ言えるのは、僕は絶対に嫌だということ。

僕や家族のために仕事をしてくれている妻に、今度は僕のために辞めろなどと、言えるわけがない。しかも、世帯収入は確実に下がるのに、さらに海外で生活するという負担を強いるのはどうなのだろう。

かといって、たった1週間の出張で泣いてしまうような妻を置いて、単身赴任するなど、これも言えるわけがない。

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僕にとっては、海外で働くなど何のメリットもない話だ。他のどんな部署に配属されようとも、日本での生活だけは死守しなければ。

日頃から海外への抵抗をアピールしておかないとな。

そんな事を感じてしまった、シンガポール出張でした。

この事を再確認出来たという意味では、今回の出張でも得るものがあった、という皮肉で、締めさせて頂くことにする。


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