控えめに言って、貯金はクソ

「お金を手に入れたら、貯金しておきなさい」

昔から、こう言われながら育てられてきた。

僕はゆうちょ銀行の口座を持っている。小学生の頃から何冊も通帳を新しくしながら、ずっと同じ口座を使っている。1000円のおこづかいを手に入れたら、それを握りしめて郵便局に行く。そんな子供だった。

最初の一冊をまだ捨てずにとってあるが、1000円入金の行ばかり。これは郵便局の窓口の人もいい迷惑だったろう。

そして年に一度、通帳のページに「利子」と記帳され、数円残高が増える。こんなものを楽しみにしながら、いそいそと貯金を続けていたのだ。

ただ、金を貯める習慣をつける、という意味では、僕の親の教育は間違っていなかった。

こんなにも物欲のない、ケチな人間が仕上がったのだから。この点は、親に感謝している。

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だが、大人になってからもその教育の呪縛に囚われていてはいけない。

今、100万円を普通預金に預けて、年間貰える利子は僅か10円だ。これをありがたがる大人って、多分いない。いたらちょっと、やばい。

一方で、銀行はそうやって超超超超ローコストで集めた金を運用して、利益を上げるんだよ。僕らが信用取引したら、年利3%も取られるのに。

「あれれ~?おっかしいぞ~??」と思うのが、常識的な感覚だろう。

控えめに言っても、クソだよ貯金は。

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まだ、何も考えずに日産自動車を買い続ける方が、よほどマシだ。

下がるリスク?

よほどの大金持ちならまだしも、大した資産もないのに、リスクをとらないで将来ジリ貧になるリスクの方が、ずっと怖い。

勇者レベル1が、序盤でスライムを恐れて、町から出られないみたいだ。

所詮はレベル1。

万が一やられてしまったら、また初めからやり直せばいいのだ。

1度死んでも、株の場合は「経験」っていう、強くてニューゲームがあるんだからさ。

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僕は、自分の娘には「節約をしろ」「お金を貯めろ」とは教えるつもりだが、「貯金しろ」と言うつもりはない。

「パパに預けたら、1000円につき1日1円あげるよ。」とか、そういう方が自分でちゃんと考えて、計算するようになるのではないか。

今や貯金口座など、給与受取りと支払いの引き落としのためのプールとして使うくらいしか、使い道はないだろう。

「リスクをとらないリスク」の怖さを知り、「分の良いリスク」を選んでいけるような、そんな人間になりたいものだ。


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