株やってたら性格が悪くなっていた。

株を始めてから、自分の性格がだいぶ歪んでいる事に気が付いた。

対人関係の話ではない。

世の中の多くの出来事に対する、自分の思考の反応の話だ。

世の中には良いニュース、悪いニュース、どうでも良いニュース、色んな事があるが、

株をやっていると、どうしてもすぐに「この出来事の関連銘柄は何だろう」と考えてしまう。

ニュースを見ていても、「どんな技術が開発された」、「どんな食べ物が流行っている」、「どっかでかわいい動物の赤ちゃんが生まれた」、そんな明るい話題ばかりではない。

どこかの工場で爆発事故があった時、

大きな自然災害があった時、

平和を脅かす重大な事件があった時、

被害者や被災地の心配よりもまず、どこの株に関係してくるのだろう、と考えてしまう自分がいる。

口には絶対に出さないが、「人の不幸に乗じて金を儲けてやろう」という思考がこびりついてしまった。

実際のところ、「業績期待で上がるのを待つ」という投資スタイルなので、たとえチャンスがあっても、そういった悪いニュースを元にその関連企業を売り建てたり、落ち切るのを待って底で拾ったりすることは、ほぼない。

しかしそれは、単にリスクまで考慮したらそこまでする気持ちにならない、と言うだけで、仮に100%利益を出せるバッドニュースがあったら、持ち株を売ってでもそちらに流されてしまうだろう。

その考え方は、投資家としては正解かもしれない。

しかしそれだけで終わるのは、道徳的には褒められることではない。

「復興需要の企業を買って、間接的に被災地を支援する」とかなら一理ある。

だけど「不幸にも値を下げる企業を売り建てたり、底を狙ったりする」のって、被害者・被災地への支援にはならないから。

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僕は投資家でもあるが、子を育てる一人の親でもある。

自分の子供には、人が困っている時、まず最初に心配できる、その人の為に動ける人間になって欲しい。

僕の会社ではしばしば、自然災害に対する寄付活動という形で、給与からの天引きによる寄付を募ることがあるが、その時は、少ないながらも一口(千円)は申し込むことにしている。

他にも、献血や社食のTFT、出張で余った外貨募金など、参加できる活動には参加している。

これらは、たとえ偽善かも知れなくとも、これからも続け、子供に伝えていく必要のあることだと思う。

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人の不幸の上に落ちているお金を拾わずに通り過ぎることは、多分僕にはできない。

だが、その背景にいる人を見ずに、自分の利益だけを追求するようにはならないよう、思考・行動には気をつけたい。


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コメント

  1. VIVI より:

    その通りだと思います。
    全投資家が抱えるジレンマだと思いますが、エンジニアさんのように考えることができたら素敵ですね。とても参考になりました。

  2. ki1031 より:

    VIVIさん、コメントありがとうございます。
    返事が遅くなってしまい申し訳ありません。

    綺麗事を綴った記事になってしまいましたが、「こう在りたい」という理想は持っていたいです。
    これからも自分は「企業・人と共に利益を追求する」投資スタンスを取れるように、精進したいですね。