ガンホーの株にやられて、相場から遠ざかっていた話

僕が株を始めたのは、2012年。

世間がアベノミクスに湧いていた頃、僕も例に漏れず株に興味を持ち、口座を作り、とりあえず100万円を入金した。

あの頃は何を買っても儲かる相場だった。それに気づかず、100万円が2倍近くまで増えたのは、自分の才能だと思った。

僕は、ろくに銘柄を調べる事もせず、話題になった株や、テクニカル指標のみを使って適当に割り出した株ばかり買っていた。

そんな僕は、買ってはいけない株に手を付けてしまう。

誰もが知るゲーム株、ガンホーだ。

当時、ツイッターのタイムラインが、ガンホーがまたストップ高だ、また分割だ、資金が10倍を超えた、など、華々しくも、異様とも思える大爆進だった、ガンホー。(当時、異様と思えなかった自分に熱湯をかけてやりたい)

流石に、なかなか参入するタイミングが分からず、指を咥えて見ていたが、ある日とうとう我慢できなくなり、140万円で1株購入した。

僕は、最も損失の出る最高のタイミングで、ガンホーを買うことに成功したのだ。

「140万円が10倍になったらぁー、100万円はパーッと使ってぇー、後はまた株につぎ込もっかなぁー」などとバカなことを考えられていたのは、購入したその日のみ。

翌日からは、不安と吐き気に悩まされながら、上の空で仕事をすることになった。

それまで大損した経験などなかった僕は、損切りもできず、最終的には60万円でガンホー株を手放した。

とんだクズ株を掴まされた!などと当時は心の中で毒づいていたが、クズ株など存在せず、買う人間がクズなのだ。

その後、すっかり気分が萎えてしまった僕は、「株などやらずに、真面目に仕事に取り組もう」という捨て台詞を残して、4年間ほど相場から遠ざかることになった。

こんな経験も、今はして良かったと思っている。きちんと銘柄を調べて、購入する。それを上がるまでじっくり持ち続ける。

それができるようになった。こんな基本的なことを、80万円払って身につけた。

ちなみに、ガンホーで大損したあと、パズドラをインストールし、その面白さに驚いた。

主力ゲームの面白さも知らずに買った株で、勝つことなど無理があったのかもしれない。

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