企業のIR担当に電話取材してみた

以前からやりたいとは思っていたのだが、

本日、初めて企業のIR担当者に電話で取材をしてみた。

いわゆる「IR電凸」である。

取材、というとおこがましいが、要するに知りたいことを質問しただけだ。

といっても、きちんとやれば、とても有意義な回答を引き出せることもあると思う。

今回電話取材をして、僕みたいな素人でも、IR情報として開示された文書のさらに詳しい話や、開示されていないが自分が気になった事など、有用な情報をたくさん得ることが出来た。

この記事では、IR電凸の際に心がけておくこと、気をつけることを纏めておく。

(どこの企業に電凸したかは別の記事で改めて書く予定です。)

1. 「十分な下調べと、質問リストの作成」

これは、IR電凸に限らず、誰かにインタビューをするならば基本だろう。

十分に頭で整理してあっても、いざ話し始めると、相手の回答を聞くことに必死で、次のことを考えている余裕がなくなる。後から「あれを聞き忘れた!」ということになりかねない。

ホームページや決算資料などに目を通して、詳しく聞きたい事・質問したい事を見つけ、纏めておく。また、特に開示されていない事でも、知りたい事があれば書き出しておく。

1、2、3と番号を振って、きちんと上から順番に質問していこう。

リストを作る際は、関連性のある質問を連続して書いておくと良い。

製品の技術的な質問をした後、今度は経営方針について聞いて、また別の製品の話に戻って…という風に話が行ったり来たりすると、メモも取り難い、お互いに頭の切り替えがたくさん必要、とあまり良いことは無いと思う。

2. 話し方は丁寧に

これも、IR電凸のコツというか、人と関わる上でのコツ。つまりやって当然なことだ。

ちゃんと敬語を使って、相手の時間を頂いているという意識を持って話をしよう。

これらをきちんとすることで、相手は自分に出来る限りの情報提供をしてあげようという気持ちになってくれるというものだ。

・最初の挨拶

「お忙しいところ、失礼致します。」

「私は個人投資家で、御社の株の購入を検討しているのですが、それに際していくつかご質問があり、お電話させて頂きました。IR担当の方にお繋ぎ頂けますでしょうか」

・会話には相槌を

「はい」「そうなんですか」「なるほど」

(対等な立場なので、個人的には「なるほど」はOKだと考えます。)

・ひとつ質問の区切りがつくたびに一言「ありがとうございます」を。

「ありがとうございます、理解できました。もういくつか、ご質問宜しいでしょうか。」

・最後の挨拶

「お忙しいところ、お時間を頂き、ありがとうございました。」

「期待しております。頑張って下さい!」

間違っても「お前のとこの株を買ってやろうと言ってるんだぞ」という高圧的な態度はやめよう。

誰も丁寧に応えてやろうという気になどならないだろう。

 3. 録音機能のあるスマホ・ケータイを使おう

メモを取り忘れなどで、後から会話を聞き返したい時に、これは絶対あったほうが良い。

決して相手の言質を取る為のものではないので、間違わないように。

4. インサイダー情報に当たる事は絶対に聞かない

聞いても教えてはくれないと思うが、相手がこちらに不信感を抱く恐れがある。

万が一、相手がポロっと喋ってしまえば、その会社の株を売買することは犯罪となる。

ダメ、絶対。

逆に、「インサイダー情報を聞き出すことはしませんよ」という姿勢を利用して、

「○○は流石にインサイダーになってしまうと思いますのでご質問できませんが、

問題にならない範囲で、△△についての見通しを教えて頂けないでしょうか?」

という質問の仕方をすることで、喋れるギリギリまでの情報を引き出せる可能性はある。

___

こんなところだろうか。(他にあれば随時追記します。)

何しろ始めての事だったのでかなり緊張したが、やった価値はあったと思う。

皆さんも、自分が持っている銘柄・持ちたい銘柄について、IR電凸にチャレンジしてみては如何だろうか。

一般に開示されたIR情報よりも、もっと投資判断として強い情報が得られるだろう。

それは、周りの投資家との差をグッと広げるものになると思う。


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